2024/06/25
ネリドコBOOKS 2024 開催
「ネリドコBOOKS」とは、日本大学芸術学部デザイン学科池田研究室が運営するアートブック・レーベルのプロジェクトです。
今回は、池田研究室に所属する大学院生4名による作品展示、新作ZINEの販売などを行います。
ぜひご来場ください。
日本大学芸術学部 デザイン学科教授 池田光宏
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻 池田光宏研究室
川﨑純史 鈴木文華 日山瞳 依田理子
ネリドコBOOKS 2024
開催日 | 6月29日(土)、30日(日) |
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時間 | 11:30〜19:00 |
オープニングレセプション | 6月28日(金)18:00〜 ※6/28はオープニングレセプションのみの開催となります。 |
入場料 | 無料 |
会場 | 神田ポート (〒101-005 東京都千代田区神田錦町3-9 神田ポートビル1F) |
川﨑純史 ATSUSHI KAWASAKI
日本大学大学院芸術学研究科修士一年池田研究室所属
白黒かつ手書きのイラストレーションと異素材を組み合わせた表現方法の追求を行う。計画した構図の中に手遊びの中で生まれた偶発的な形が混ざり合うことで生まれる絵画表現の拡張を目的として制作を行なっている。
< 参考作品資料>
「新解世界」
水中世界の物語をテーマにした手書きのイラストレーション作品。
物語の展開や登場人物の心情など変容するカタチを水の背景で表し、新規性の高いモノクロイラストレーション表現を目指した。
サイズ:A4(210×297)×32、(1800×2000)×1 枚
素材:紙、木材、インク、絵の具
制作年:2023 年
鈴木文華 AYAKA SUZUKI
日本大学大学院芸術学研究科修士一年池田研究室所属
「ふれるようにみる」をテーマに、採集と観察をベースにしたデザインプロジェクトを行う。見るという行為の手前にある直感的なまなざしを引き出す、リサーチの方法、表現・定着の方法を模索している。
「空へ掲げる大地のおもかげ」
伊豆諸島の新島、長野県の伊那などに滞在して、現地で採集した土や砂、植物を素材にインクをつくり、採集物の彩色と型押しを施した凧を制作した。そして、採集した土地に戻り、地域の人と凧を空へと上げる企画を行った。分業化した印刷の工程を解体し自分でやってみることで、グラフィックに土着的な要素を取り入れることを試みた。
サイズ:インスタレーションビューサイズ可変
素材:土、砂、石、植物、和紙、竹籤、糸、映像
制作年:2023 年
日山瞳 HIYAMA HITOMI
日本大学大学院芸術学研究科修士一年池田研究室所属
意図的にコントロール出来ない画材を用いたアナログイラストレーションの描画研究をしながら、タイポロジーと呼ばれる類型学の先行事例を元に、イラストレーションから女性像をプロファイリングする表現を探っている。
<参考作品資料>
「ゆえん」
同世代の友人たちの写真を元にイラストレーションを制作した。私たちが個性と呼んでいるものは、血の繋がりがある家族に由来した生まれながらの容姿と、誰かの影響を受けながら生まれた後付けの容姿によって構成されていると考え、手描きの歪な線と塗りでそれらを表現した。
サイズ:A3(297×420)× 54
素材:紙、墨汁、水彩絵具、アクリル絵の具、クレヨン、割り箸、串、竹ひご
制作年:2023年
依田理子 RIKO YODA
日本大学大学院芸術学研究科修士一年池田研究室所属
線を用いたグラフィック表現をテーマに、線を用いたビジュアル表現と線を描くことに対する身体性とイメージの確立の関係性について研究します。
<参考作品資料>
「LINE EMOTION」
卒業制作「LINE EMOTION」では人間の持つニュアンスを重ね、地球上の現象によって生じる重力やインクが体の動きによって押し出されたマージナルゾーンの側面から描き出す、こういった身体的な視点を巡った作品を制作しました。今後は、線という図的なビジュアルに身体性をプラスして捉え直し新たな認知へ成長させる事ができる線の表現を研究します。
サイズ:A3(297×420)× 54
素材:紙、墨汁、水彩絵具、アクリル絵の具、クレヨン、割り箸、串、竹ひご
制作年:2023年