Event

2023/12/29

小沢敦志展「元気な鉄」 開催

2024.1.19〜2.12
小沢敦志展「元気な鉄」 開催
神田ポートでは、2024年1月19日(金)より、鉄作家・小沢敦志による展覧会「元気な鉄」を開催します。

小沢は、使い古されたり役目を終えた鉄の道具を収集しては、それを熱し、ひたすら叩きます。そのうちに、それまで均一に成形されていた鉄という素材が、さまざまな個性ある姿へと変貌していきます。そのようにして小沢の手によって生み出された、鉄が持つゆたかな質感や表情をお楽しみください。

また、小沢は神田ポートビルのコミッションワークでも作品を制作しており、そちらも会場に隣接するカフェに設置されているので、この機会にあわせてご覧ください。

会期中にはワークショップも開催する予定でおりますので、詳細はおってお知らせいたします。

みなさまのご来場お待ちしております。

小沢敦志展「元気な鉄」 開催

小沢敦志展「元気な鉄」 「PLANET」
「PLANET」

小沢敦志展「元気な鉄」 「DISC」
「DISC」

小沢敦志展「元気な鉄」 「MASK」
「MASK」

小沢敦志展「元気な鉄」 「OSHIBANA」
「OSHIBANA」

小沢敦志展「元気な鉄」 神田ポートビル コミッションワーク「YO-GAN-PLANT
神田ポートビル コミッションワーク「YO-GAN-PLANT」

小沢敦志展「元気な鉄」

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ものづくりの進め方には、色々な方法があります。しっかり計画を立てて合理的に進める場合もあれば、無計画に…もとい、ひらめき重視で臨機応変に作っていくやり方もあります。鉄素材のいいところは、どちらのプロセスにも柔軟に対応してくれるところ。ミスってもすぐに修正できるし、それがかえって良い味わいになることも多々あります。失敗作に手を加えて、良作に変えることだって可能です。
大抵のことは受け止めてくれる懐の深い素材なので、鉄は僕にとって頑丈な記録媒体のような存在です。その時々の背景や感情、モノや地域にまつわる歴史、関わった人の思いなど、いろんな情報を金槌で打ち込みながら、日記を残す感覚で制作しています。

役目を終えた鉄の道具を集め、真っ赤に熱し、金槌でひたすら打つ。
加熱された痕跡は、素材の体温。叩かれて波打った表情は、素材の脈拍。
均一な形だった工業製品が個性を持ち始め、まるで生き物のような有機的な姿に変化する。
…ちょっと奇怪なこの手法を、20代の頃に編み出しました。18年経った今も飽きずに続けています。

「元気な鉄」と題した本展では、身近にある様々な鉄のモノたちが、自由奔放に形を変えた姿を展示いたします。リラックス感に満ちた神田ポートの空間に、熱と鉄分たっぷりのひと部屋を。くつろぎながらお楽しみ頂けますと幸いです。

鉄作家 小沢敦志

小沢敦志展 「元気な鉄」

会期 2024年1月19日(金)〜2月12日(月・祝)
時間 11:30〜19:00
レセプション 2024年1月19日(金)17:00〜19:00
入場料 無料
休廊 2024年2月4日(日)
会場 神田ポート(東京都千代田区神田錦町3-9 神田ポートビル1F)
企画 株式会社ゆかい
URL https://kandaport.jp/
作家在廊日時 1/19(日)、1/27(土)、2/3(土)、2/10(土)、2/12(月・祝)、会期中の日曜日、いずれも15時〜19時に在廊予定。
※在廊日は随時更新していきます。
注記 ※神田ポートでは会期中に会場を撮影スタジオとして使用することがあるため、
一時的にクローズさせていただくことがあります。ご了承ください。

〜近日中クローズ日程のお知らせ〜
1月22日(月)11:30〜13:00
1月24日(水)13:00〜18:00
1月30日(火)11:30〜14:00

【作家プロフィール】

小沢敦志

小沢敦志 Atsushi Ozawa

鉄作家。1979年栃木県生まれ、2003年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工卒、東京都立川市にOZA METALSTUDIO設立。 鉄素材で道具を作ることと、鉄で作られた道具を素材に戻すこと。対照的な両者を生業としながら、人工物と自然物との中立点を探る。主な恒久設置作品として、一冊の街(2009/立川市役所)、舟底の記憶(2013/宇野港)、樹憶(2014/アンダーズ東京)、地熱の扉(2017/いちはらクオードの森)、時の葉脈(2018/日本橋高島屋S.C.)、野鍛治の門冠(2020/ハイアットセントリック金沢)、YO-GAN-PLANT(2021/神田ポートビル)、WOKOR’S SKETCH(2023/ヒルトン横浜)など。

HP:http://ozametal.com/

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